【長文】クルマ乗りにもバイク乗りにも読んでいただきたい記事
おひさしぶりです、、パソコン再セットアップ失敗から立ち直れないPです…orz(自爆)
さて、JAF(日本自動車連盟)機関紙「JAFメイト」の先月号に
興味深い、というより身につまされる
記事がありましたので、引用します。
(
改行位置は私が変えました)
日本国内の自動車保有台数が減少するなか、ビッグスクーターブームなどの
後押しもあり、自動二輪車の保有台数は増加している。
最近では、1000cc前後の大型バイクに跨る中高年ライダーの姿も珍しくない。
週末ともなれば、全国各地の観光スポットなどを目指し、ツーリングを楽しんでいる。
しかし、平成19年の交通事故死傷者数が前年比マイナス5.8%と大きく減った
にもかかわらず、自動二輪車乗車中の死傷者数のみが「同マイナス0.8%」と、
減少率が非常に低かったのが目を引く。
昨年7月19日の正午前、静岡県富士宮市内を南北に縦断する国道139号は、
快晴の土曜日ということもあり、ドライブやツーリングを楽しむ車両が数多く見られた。
「こっちは仕事なのに、みんな楽しそうでいいねえ…」
周囲の車やバイクなどを見て、思わず愚痴をこぼしたのは4tトラックのハンドルを握る
30歳代のドライバー。まさかこの後、自分が事故に巻き込まれることになろうとは
思いもよらなかった。
「もうそろそろ右折だな」
雑木林の中を貫く片側1車線の道路に信号は少なく、100m以上先に見えてきた
交差点にも信号はなかった。しかし、ドライバーは対向車の流れを見つつ
徐々に減速を始め、右折のウインカーを出すころには徐行以下にまで速度を落としていた。
「えっ、このタイミングで追い越しかよ」
対向車がなくなり、右折を開始しようとしたドライバーの目が捉えたのは、
右ミラーに映る追い越しをかけてきた2台の大型バイクの姿だった。
ルールを無視した追い越し行為に呆れつつも右折を中止し、
対向車線にはみ出しながら次々と追い越していく2台のバイクを見送るドライバー。
その彼の耳に衝突音が飛び込んできたのは、再びゆっくりと右折を開始した直後のことだった。
なんと、追い越しをかけていたバイクは3台だったのである。
トラックの右後方側面に時速50kmを超える速度で突っ込んできた990ccの大型バイク。
友人と2人でツーリング中だったという20歳代の男性ライダーは、胸部などを強打し、
肺挫傷により死亡した(1台目のバイクは被害者とは無関係だった)。
静岡県富士宮警察署の調べによれば、3台目のバイクは右ミラーの死角となる所を
走っていたのか、トラック運転手はその存在にまったく気づかなかったという。
「バイクの男性が死亡しているため、すべては推測でしかありませんが、
先行する2台と同様に自分が追い越す間もトラックが止まっていてくれると
思い込んでしまったのかもしれません。あるいは、ツーリング中は先を行く仲間に
追いつくことだけを考えがちですので、トラックの動きを見落とした可能性も考えられます」
(松本高好交通課長)
右折時に右後方を特に注意するというドライバーは少ないだろう。
当然ながら、右折待ちや右折のウインカーを出している車両を右側から
追い越す行為のほうが間違っている。しかし、だからといって、今回のような事故が起きた時、
相手が悪いんだからしかたがないと割り切れるはずもない。心の傷として一生残るだろう。
ドライバーはライダーの特性を知り、悲劇を未然に防ぐよう心がけることも
必要なのかもしれない。
松本交通課長によれば、乗用車のスタートの遅さがバイク側にイライラ感を
募らせることがあるという。
「排気量が車と変わらない大型バイクなどは、重量が車より軽い分、車より発進が速く
速度も出やすい。特に郊外やツーリング時などは、目の前の遅い車を追い越したいという
ライダー心理が働くのも、ある意味自然なことだと思われます」(松本氏)
確かに、バイクにも乗るドライバーで、「バイクのときのほうが速度が出がち」という人は
少なくない。郊外など交通量の少ない道で後ろにバイクが追いついてきたら、
ドライバーとしては安全なところで減速し、バイクを先に行かせるくらいの余裕を持ちたいものだ。
しかし、事故は避けようのないヒューマンエラーから起こるものでもある。
乗員の身体がむき出しのバイクは、ひとたび事故が起こると被害は乗用車の比ではない。
それゆえ、ライダー自身も事故の被害を軽減する努力を怠らないでほしい。
数多くの観光スポットを抱え、他県ライダーによる死亡事故も少なくない静岡県警では、
自動二輪車用の「エアバッグ・ジャケット」や「プロテクター」などの着用を
ライダーに呼びかけている。
「車の場合、車室で守られているうえにシートベルトやエアバッグによって事故の衝撃が
緩和されますが、バイクの場合はヘルメットのみ。頭部しか守られていません」
(静岡県警察本部交通企画課・杉本一課長補佐)
エアバッグ・ジャケットとは、胸部に炭酸ガスを充填したボンベが仕込んであり、
事故や転倒などでバイクからライダーが飛ばされた瞬間にエアバッグが膨張し、
首や背中、胸、脇、尻への衝撃を緩和する仕組みだ。
1998年にバイク用エアバッグ・ジャケットを完成させた無限電光(株)の竹内健詞社長によれば、
エアバッグ・ジャケットの最大の特徴は各種プロテクターやヘルメットでもガードされなかった首が
保護されることだという。
「バイク死亡事故の90%以上が頭と胸、首に受けた損傷が原因。頭がヘルメットで守られたとしても、
ヘルメットが地面に激突することで頚椎に損傷を受ける危険性もあったのですが、
エアバッグ・ジャケットにより、首はもちろんのこと身体の前後および
側面に至るまで保護できるようになりました」(竹内氏)
また、バイク事故では第一次衝突として胸部をバイクのハンドルや自動車のピラーなどに強打し、
骨折した肋骨により内臓に生死に関わるダメージを負うこともある。
プロテクターとエアバッグ・ジャケットを併用することで、現状では最大限の保護が得られるという。
ライダーは、その着用を検討すべきだろう。
そして、これは基本中の基本だが、ヘルメットのあごひもは正しく確実に締めること。
ヘルメットの脱落は確実に死亡事故に直結するのだから。
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